#2 蝶の写真家 宮田紀英さん

7月26日 長野県池田町は36度越えの猛暑日。

 高校野球長野県予選は、上田西高校が接戦を制し、本選への切符を手にしました。


そんな今日、お話を聞きに行ったのは松本深志高校3年蝶の写真家、宮田紀英さん。



笑顔が印象的な、高校3年生です。


そんな宮田さんは、現在、池田町東山包美術館で個展を開催中です。

昨年の個展から1年間の間に撮った写真を中心に展示。

小学4年生のころから始まった個展も、なんと今年で9回目!


そんな宮田さんに、「蝶の写真のこと」そして、「池田町のこと」聞いてみました。



「小学1年生の時、親が昆虫図鑑をプレゼントしてくれました。そして、小学3年生の時に親のカメラを借りて初めて写真を撮りました。

始めは本当に、蝶が好き!写真を撮るのが好き!という気持ちだけで撮っていましたね」


転機が訪れたのは小学6年のとき


「当時、よく蝶の写真を撮っていた木がありました。ある日、その木のところに行ってみたところ大切にしていた木が切られていたのです。

その時は、すごく悲しい気持ちと悔しい気持ちになりました… ただ、その時、気が付いたのは木を切った工事をした人もそこに蝶がいて、

蝶が集まる木があるということを知らなかったんだな、ということです。その人たちが悪いわけじゃない。」


そのことに気が付いたときから、環境のこと、生体系のこと、そしてもっと蝶のことを発信していこうという気持ちになったと言います。



池田町×蝶という視点でも語ってくれました。


「池田町は、山があって田んぼがあって川があって、蝶が生息するには最適な環境なんです。近隣市町村と比べても、安曇野市の130種に

対して、池田町の面積で116種も生息しているんです。池田の環境は、これからも守っていくべきだと思います!」


そして、将来のことも…


「大学に入って時間ができたら、池田町をよくするような活動もできたらなと考えています。あと、大学は県外に出るつもりですが、

将来的には池田町に戻ってきたいですね。そして、蝶に関することを仕事にできたらな、と思っています!」


将来溢れる高校3年生、これから大学受験シーズンに突入するということで、蝶は少しの我慢。


来年で個展も10周年を迎えるということで、なにやら企んでいることもあるそうです。


個展は池田町東山包美術館で7月29日まで行われています。ぜひ、足を運んでみてください!